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個展

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2019/11/18(mon.) - 23(sat.)

12:00 - 19:00( 最終日17 時)

MUSÉE F

東京都 渋谷区 神宮前 アーク・アトリウム B03 4-17-3

“何かを描くと決めたとして、いざ描くときにはすでにそれは手元にない。あるのは絵具とキャンバスとあらゆる道具だけ。さらには天気、空気、体調、時間などすべてのものが常に変化している。しかし失くしたものを追うようにして描いてはいけない。”

 

以前私はこのように述べたことがあります。

私の絵は日常的なものからモチーフを借りてくることが多いのですが、それを再現するものでは有りません。様々な場所で得たきっかけを、新たに絵画に変換してキャンバスに載せています。また自然に摂理が有る様に、絵画にもそれぞれの成り立ちがあると感じています。その絵の成り立ちを細かく見極め正確に筆を置くことができれば、私の望む「木が木でしか無く、石は石でしか無く、その絵がその絵でしか無い感覚」が出来上がる様に思えます。私は以前、制作と生活は対極に有り、自分がそこを往復していると思っていました。それは今、自分の周りに散り散りになって配置され、私がそこを

円を描くようにぐるぐると巡っているようです。( いずれはひとつのかたまりになるような気もしています。)

最近はこの制作と生活とを身体と意識で巡る感覚が、私が望む絵画への手助けをしてくれているように感じています。今回はその過程に有る今現在の

作品をお観せできれば幸いです。(2019.9 小穴琴恵)

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