個展

グレー オブ グレー

 

2016/9/5(mon.) - 10(sat.)

12:00 - 19:00( 最終日17 時)

MUSÉE F

東京都 渋谷区 神宮前 アーク・アトリウム B03 4-17-3

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 この世にはものとものの間の余白が無数に存在するが、ものと余白は一体どちらが多いのか。そう疑問に思いよく目を凝らして見ると、当然だがふとしたきっかけでものは余白になり得るし、その逆もまた然りだと感じる。多くの人が言うようにやはり境界とは曖昧なものらしい。黒でもなく白でもないグレーの部分を魅力的に解釈することは、この世を軽やかに生きるために重要だと考える。絵画においてはもっと顕著だろうと思う。私が制作の上で頼りにしているものは「視覚」と「体」と「勘」だが、それらを使ってどこまでグレーを覗き捕らえることができるのか。モチーフを選び描いていく上で、そのモチーフはものでありものでなくなっていく。しかしそれはより一枚の絵画に近づいていく事とイコールである。ものを超え、余白を超え、すべてが混ざり合った後のグレーを捕らえて初めて絵画というものが出来上がると私は思う。計り知れないグラデーションの一点一点を確実に捕らえたいと日々思っているが、まだまだ私は力不足である。いつしかちゃんと捕らえられる日がくるだろうか。しかしそれができてもまた新たなグレーに足を

突っ込むだけだろうと予感する。しかしその行為はもしかしたらこの世で一番愚かで面白いのではないかと思う。(2016.6 小穴琴恵)

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